製品

非線形結晶

当社では、CLBO結晶やLBO結晶を初めとする非線形結晶を素材の調達から加工、成膜までを社内で一貫して行っています。また、御支給素材の加工やレーザーで損傷した素子の再加工再コートも行っており、導波路タイプの波長変換素子の端面研磨のような加工も行っています。
潮解性のある素材の加工は、社内の低湿度室で行い、湿度対策した梱包で出荷しております。

非線形結晶は、レーザー光の波長を変換するために使用される結晶です。代表的な使い方を下図に示します。
図1はYAGレーザーから発振した波長λ=1064nmの光をKTP結晶でλ=532nmに変換し(SHG)、さらにCLBO結晶でλ=266nm(FHG) の光に変換している例です。
図2はYAGレーザーから発振した波長λ=1064nmの光をLiB3O5結晶でλ=532nmに変換し(SHG)、さらにLiB3O5結晶でλ=1064nmの光とλ=532nmの光を使ってλ=355nmの光に変換している(THG)例です。
このときλ=532nmの光に変換するLiB3O5結晶の結晶軸方位と、λ=355nmに変換するLiB3O5結晶の結晶軸方位は異なっており、それぞれ用途に合わせて製作する必要があります。

図1 4HG発生の例

図2 3HG発生の例

CLBO素子

CLBO素子

CLBO結晶は、波長λ=266nm、213nmまたは193nmの光に波長変換する素子として優れた特性を持っています。
当社は、CLBO結晶開発当初から加工を行っており、長い実績があります。AR膜の成膜も可能です。
通常のCLBO結晶より高品質なOsaka-CLBO結晶も取り扱っています。
CLBO結晶は、潮解性のある結晶です。そのため、取り扱いには十分な注意が必要です。

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LBO素子

LBO結晶は波長λ=355nmの光を発生させる素子として広く使われている結晶です。当社では、自社での評価により高品質なLBO素子を提供しております。
長寿命を目指した3波長対応のAR膜の成膜も行っており、使って頂いているお客様からご評価頂いています。

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取り扱い非線形結晶

当社では、CLBO、LBO結晶以外にも多種類の非線形結晶の取り扱い、加工を行っています。下記以外にもご要望に応じて、結晶の入手、加工を行います。
ご要望の結晶に対して、ご指定の結晶軸方位、サイズなどの加工を行います。
また、AR膜も社内成膜しておりますので、ご要望に応じたAR膜を成膜いたします。

KTP、KDP、DKDP、ADP、β-BBO、CBO、YCOB、GdCOB、GdYCOB、LiNO3、AgGaSe、KTA、CLBO、LBO、LB4、KN、AgGaS等

波長変換素子 アセンブリ

波長変換素子のパッケージへの組み込み、位相整合角調整用の微動台へのアセンブリなども行います。
素子の加熱、冷却、ガスフロー対応などご要望に応じて対応しますので、ご相談ください。

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TEL:046-224-2555 / FAX:046-224-8007

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