DUV(深紫外)レーザー用 偏光子
当社では、各種のDUVレーザー用偏光子を製作しています。紫外レーザー用偏光子は、結晶プリズム同士の接合部がレーザー光によって破損しないようにエアギャップ構造を持っています。
特に当社では、λ=180nm以上の波長で透過し、広視野角かつ高分離角のエアギャップQL偏光子の製作も行っています。
これら紫外レーザー用偏光子は特注で製作しています。また、代表的な偏光子は以下の通りです。ご要求を頂ければ偏光子の構造、性能などについて個別にご提案させて頂きます。また、1個からでも製作いたしますので、お気軽にご相談ください。
DUVレーザー用 エアギャップ偏光子ラインアップ
タイプ | 構造 | 特長 |
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MgF2 ローション プリズム |
広帯域 λ=130nm~6500nm 光線分離角:約0.7° (最大) at λ=193.4nm |
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高分離角 ローション プリズム |
高分離角 λ=180nm~2200nm 光線分離角:約2.8° (最大) at λ=193.4nm 大口径化可 |
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QL偏光子 | 広視野・高分離角 λ=180nm~2200nm 光線分離角:約3.4° (最大) at λ=193.4nm 大口径化可 |
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DUV グランテーラー プリズム |
全反射型 λ=180nm~2200nm *平行光束、垂直入射のみでご使用 になれます。 |
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ウォーラストン プリズム |
広視野・高分離角 λ=180nm~2200nm 光線分離角:約5.6° (最大) at λ=193.4nm |
その他
上記以外にも、ご使用用途に合わせてカスタマイズした偏光子をご提案します。
エアギャップ構造以外にも、オプティカル・コンタクトタイプ、接着タイプなどの製作も可能です。
紫外用以外にも可視、赤外光用も製作しております。
エアギャップQL 偏光子
エアギャップQL偏光子は独自の素材組合せにより、広視野角、高分離角、高透過率のローションプリズムです。
高品質な人工結晶により構成されており、大型な素子を製作することも可能です。
一般的に、結晶同士を組み合わせたローションプリズムは、集光光や発散光が入射すると出射光線に干渉パターンが発生します。QL偏光子はこのような干渉パターンが発生せず広い視野角でのご使用が可能です。
分離角、使用波長、素子サイズ、ホルダー構造などご要望に応じて1個からでも設計から製作まで行います。
<製作例>
分離角波長依存性 (測定データ)
直進光分光透過率 (測定データ)