エタロンの透過波形
エタロン
エタロンとは二つの対向する反射面の多重干渉を利用した波長フィルターです。
波長（周波数）領域において、周期的な透過ピークを持ち、半値幅の狭い鋭い透過波形が得られることを特徴とします。
その特性を生かし、波長の狭帯域化や周期特性を利用し、光通信用半導体レーザーの波長モニター等に用いられます。
エタロンの透過特性は主に透過波形の周期を表すFSRとフィネス（FSR/ピーク半値幅）により特徴づけられます。
反射面の距離と反射率を高精度にコントロールすることにより、ご要望のFSR、フィネスを実現いたします。
波長モニター用には標準的な製品もございますが、高フィネス品や波長帯域として可視領域から赤外領域まで、サイズは1mm程度～100mm以上まで、ご要望に応じたエタロンの製作を行っています。
ソリッドエタロン
平行平板両面の高精度な研磨加工成膜技術によりご希望のFSR、フィネスを実現いたします。
シンプルな構成で小型化の容易な構造です。
透過ピーク波長の温度特性についてもご希望の仕様に応じ数種の材料をご用意しています。
エアギャップエタロン
反射面同士を空気層を介して固定したエタロンです。
素子が大型になりますが、透過ピーク波長の温度依存性が小さいメリットがあります。
また、高い面精度が要求されるフィネスの高いエタロンに適した構造です。
低温特ソリッドエタロン：Neo-α
当社自社開発のエタロンです。ソリッドタイプでありながら温度特性が非常に小さいエタロンです。
ご利用のデバイスを高安定でかつコンパクトに構成することが可能です。
エタロン アセンブリ
エタロン素子のモジュール、デバイスへの組み込みも行っています。周辺部品も含めた組立も可能です。
エタロン素子＋αの部分的な組立からモジュールレベルまでのアセンブリまで対応しますので、ご相談ください。
